これからの介護職員の給料って上がるの??

2023.06.06掲載
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 介護職員のイメージってどんな感じですか?やっぱり賃金が安いのに大変なイメージありませんか??でも少しずつ今賃上げされています。今日はこれからも賃上げがあるのかお話していきますね!!

介護職員の賃上げとは

介護職員の賃上げには、介護施設が独自で行うものと政府が政策として行うものがありますが、政府の政策による賃上げが重要と言えます。
なぜなら、介護施設の収入は行政からの介護報酬がほとんどを占めているためです。
介護職員の賃上げ政策の中心は介護職員処遇改善加算です。
同加算は、平成21(2009)年10月から始まった介護職員処遇改善交付金がルーツで、同交付金から平成24(2012)年4月に加算制度に移行しました。
その後は複数回の改定をへて、以下の3種類の処遇改善加算が乱立する複雑な制度になっています。

● 介護職員処遇改善加算
● 介護職員等特定処遇改善加算
● 介護職員等ベースアップ等支援加算


上記の3種類の処遇改善加算を得たお金を、介護施設は原則として賃上げ以外の目的では使用できません。
なお、現状の3種類の処遇改善加算体制は介護施設の事務処理の負担が大きいため、国は一本化する方向で検討しています。

2022年 の支援補助金とベースアップ等支援加算とは

令和4(2022)年から介護職員の給料を、月額平均9,000円アップさせる制度が創設されました。
この制度が、介護職員処遇改善支援補助金と介護職員等ベースアップ等支援加算です。
令和3(2021)年11月に閣議決定された「コロナ克服・新時代開拓のための経済対策」の一つで、実施時期は以下のとおりです。

● 介護職員処遇改善支援補助金:令和4年2月~9月
● 介護職員等ベースアップ等支援加算:令和4年10月~


上記のように介護職員処遇改善支援補助金のあとを、介護職員等ベースアップ等支援加算に引き継ぐ形になっています。
両制度とも目安になる賃上げ額は9,000円と同じで、施設の判断で事務職員や相談員などの介護職員以外にも利用できます。

 

高齢者社会の世の中、そして物価や光熱費が高騰している状態では、さらなる賃上げが求められます。2022年に開催された社会保障審議会において、今後も介護職員の賃上げ政策を継続する旨の発言があることからも、今後の介護職の給料アップが期待できるでしょう。

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